建通新聞社四国
2012/07/24
【愛媛】上水道移設を8〜9月発注 松山市の大川河川改修
松山市は、内宮町で愛媛県が行う大川河川改修に伴う上水道管移設を予定しており、8〜9月に工事を発注する方針。一方、愛媛県は、2級河川大川河川改修として松山港内宮線の遍路橋架け替えを予定しており、市が行う管路移設の終了を待って年度内に既設橋梁の撤去と新橋の一部下部工への着手を目指して準備を進めている。
松山市が担当する上水道管移設の概要は、口径100_×延長約50b、口径200_×延長約200b。管種はDIP耐震継手管。河川断面を既存の倍程度に広げることに伴い既設配水管が支障となるため移設する。施工場所は県道松山港内宮線の内宮町の遍路橋付近で工事は両岸で実施する。
県営事業で撤去する遍路橋の概要は、橋長11・4b、幅員9・5bのPC橋で1973年築造。新設する橋は、橋長29・1b、全幅10・3b(車道6・5b、歩道両側1・5bずつ)。上部工はポストテンション場所打ち中空床版1径間PC橋。下部工は逆T式橋台2基、場所打ち杭基礎12本あり(6本×両岸)。現場は歩行者が通る人動橋仮橋を設置しており、車は近くの橋に迂回可能のため仮橋は設置しない。
大川の改修は、70年から継続整備しており、河口から順次既存の川幅約10bを23bに広げ護岸工を行っているもの。全体計画延長は2650bで、2011年度末時点で1650bが整備済となっている。当面は、上流の平田橋を終点目標としており、残る975bを引き続き施工していく方針。護岸工については、橋梁下部工が終わってから再開する。橋梁の設計は芙蓉コンサルタント(松山市)が担当した。