トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/07/20

【岐阜】市立恵那病院再整備 8月中旬にプロポ選定委員会立ち上げ

 恵那市は、「市立恵那病院再整備」事業の設計者選定で採用を予定している公募型プロポーザルについて、要綱などの概要を決める選定委員会を8月中旬に立ち上げる。早ければ9月中にもプロポーザル参加者の募集を始める。
 新病院は2016年度の開院を目指しており、13年9月に造成、14年5月に建築に着手する予定。同計画では、現在8月6日までの募集期間でパブリックコメント手続きが行われている。
 大井町2725にある同病院は、03年に国立療養所恵那病院を恵那市が譲り受けて開設した。約23万5000平方bの敷地内には大小合わせて20以上の建物があり、老朽化しているほか施設間の移動などでも利用者や医療従事者の負担が大きい。
 基本計画案によると新病院は市全体の医療救護の拠点として位置付けて整備する。建設地は現在の病院東側の敷地内を約5万平方b造成して確保する。現施設は新病院建設中も使うため、解体は新病院の開院後となる。
 施設規模は、現在の病床数199床を基本としており、病院本体の延べ床面積で1万6500b以内。構造は大地震にも耐えることができる免震機能を備えた鉄筋コンクリート造を考えている。駐車場は一般用約400台、職員・業務用約300台を想定している。
 整備費用は、造成、本体建築、周辺整備、駐車場整備、設計・監理、職員宿舎整備費などで総額50億円以内。医療機器やシステム整備費用はこのほかに約20億円を見込んでいる。

提供:建通新聞社