建通新聞社四国
2012/07/20
【徳島】9月以降に設計協議 徳島河川の桑野道路整備
2011年4月に事業化した「桑野道路」(阿南安芸自動車道一般国道55号)の整備進捗を図る国交省徳島河川国道事務所は、2012年度に地元と計画区間の設計協議を行うため、予備設計の完了を急いでいる。順調なら9月以降にも設計協議への着手が図られる見通しだ。完了後は速やかに構造物の設計に移行したい考えだが、現時点で具体的な時期は未定としている。
桑野道路は、 阿南市下大野町渡り上りを起点とし阿南市内原町に至る延長6・5`(2車線・設計速度80`)の地域高規格道路阿南安芸自動車道の一部。12年度に事業化された福井道路の北伸部分に当たり、現在、整備中の四国横断自動車道と11年7月に完成供用した日和佐道路を福井道路を通じて連絡する。四国東南部における高速道路の空白地帯を解消し、「四国8の字ネットワーク」の形成に欠くことのできない道路として、福井道路同様に整備が急がれている。
道路の構造など詳細は、地元設計協議などを経て固めることになるが、都市計画決定時には、盛り土構造が主体で、構造物についてはインターチェンジ(IC)が別事業で整備の仮称・阿南ICを除き、仮称・長池IC(ハーフ)と仮称・桑野ICの2カ所、橋梁が5橋程度、トンネルは第1〜3トンネルなどが見込まれている。
道路予備設計は綜合技術コンサルタント(東京都千代田区)が担当している。