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建通新聞社四国
2012/07/20

【高知】JSから近く公告 高須浄化C耐震化など

高知県土木部公園下水道課は、浦戸湾東部流域下水道事業において、高須浄化センター耐震化工事や浦戸湾東部幹線耐震工事を日本下水道事業団を通じて近く公告する。また、長寿命化計画策定や下水汚泥有効利用基本計画策定も順次進める。
 高須浄化センターでは、鉄筋コンクリート造3階建ての管理棟と、同造平屋のポンプ棟を対象に耐震化工事を2013年度まで進める。工法は、耐震壁増設や開口部閉塞が主体となる。
 浦戸湾東部幹線耐震工事は、大津バイパスと高知東道路の交差点付近から高知寄りの延長315bが対象となる。口径は1200_、管種は下水道推進工法用鉄筋コンクリート管1種。管渠更生工法は、既設管の内側に更生材を挿入することで、既設管と更生材が構造的に一体となる複合管を採用する。
 長寿命化計画策定は、国からの内示が決定しだい、日本下水道事業団を通じて委託する。前回の調査から10年経過したことにより実施するもので、全線(延長11`)を対象に、管渠の延命化を図るための補修箇所などを調査し、今後の計画を策定する。この計画に基づき13年度以降、優先度の高い箇所から順次工事を進める。
 下水汚泥有効利用基本計画策定は、11年度から日本下水道事業団が日水コンに委託し進めている。現在、下水汚泥は堆肥やセメント工場などに搬出して有効利用しているほか、一部は浄化センター内で焼却し、灰をセメント工場に搬出している。将来、設備の更新も控えており、新たな有効利用方法を検討するための基本計画を策定し、早ければ13年度から詳細設計に着手する。