日用品、一般用医薬品卸大手のPaltac(パルタック、大阪市中央区本町橋2ノ46、折目光司代表取締役社長)は17日、石川県能美市に大型物流センター(RDC)を新設することを明らかにした。2013年11月の完成を予定しており、年内をめどに施工者の選定を進める。また、同センターの整備と並行して、愛知県春日井市でも東海地区の新拠点となる大型物流センター「RDC中部」の建設に着工、大本組(東京都千代田区)に設計・施工一括で依頼した。
能美市に新設する物流センターは4階建てで、延べ床面積約2万5000平方bを計画。構造は耐震構造を採用する。設備はパレット自動倉庫、ケース自動倉庫、自動補充システムを備え、出入庫を自動で行える最新設備を導入。自家発電装置も設置する。
RDCは、汎用物流センターとしての機能と、物流受託事業にも対応できる専用物流センターの機能を併せ持つ複合型の物流センターとして整備。北陸エリアでの出荷能力増強と、得意先への提案力強化につながる施設とする考えだ。
建設地は石川県能美市能美1〜3で、能美工業団地に約3万8000平方bの用地を取得。同センターへの総投資額は約50億円を想定している。
春日井市の「RDC中部」は、鉄骨造4階建て延べ4万2926平方b。2階建て延べ1万平方bの駐車場棟も併設する。建設地は春日井市鷹来町字大半才3315ほか。年内の完成を目指している。
同社は2016年までに愛知県、石川県に続き、宮城県、埼玉県でもRDCの新設を計画。埼玉県では白岡町大字荒井新田字瀬に約8万3000平方b、宮城県では白石市福岡深谷字西町に約3万8000平方bの敷地を確保している。
提供:建通新聞社