福島建設工業新聞社
2012/07/19
【福島】三菱総合研究所・昭和設計共同体が提案を説明/県警察本部庁舎公募型プロポ2次審査
県警察本部庁舎整備基本構想・基本計画策定業務公募型プロポーザルにかかる第2次審査の公開ヒアリングが18日、福島市の自治会館で開かれ、三菱総合研究所・昭和設計共同体が提案を説明した。ヒアリング対象は同者のみ。ヒアリング後に審査委員会が開かれており、近く選定結果を公表する予定。
同JVは、取り組み体制を@広範な検討を短期集中実施A豊富な実務経験とノウハウをフル活用B総合シンクタンクと組織設計事務所の専門的知見結集C業務内容を同時並行で実施遂行(建設場所を最優先で決定、庁内検討組織のスケジュール整理)D県民、議会の合意と、明確で分かりやすい構想―とし再委託先にオフィス什器メーカー(イトーキ)を想定。並行して行われている本庁舎改修計画との連携も考慮する。
建設場所については@適切な評価資料A客観的な評価B円滑な合意形成手法により選定。現在、報道等により「東分庁舎敷地」「県庁駐車場」の2カ所が候補地と認識しており近接するため、比較検討の場合には、行政施設、道路、阿武隈川などの敷地固有の課題とし、昨年度の検討委員会委員の意見を踏まえた重み付け(優先度)も踏まえて評価する。
同施設は直近15年の他都道府県での警察本部建替や福島市役所新庁舎建設単価を参考に、床面積2万3000〜2万5000m2、事業費97億〜150億円、うち建設費は81億〜125億円と想定。建設地は「県庁舎と近接する県有地」とのみしており、今回委託する基本計画の中で詰めていくことになる。基本・実施設計に2〜2・5年、建設工事に3〜3・5年を想定している。基本構想・計画策定の履行期限は25年5月31日、参考業務規模は3300万円。
審査は阿部成治福島大学人間発達文化学類教授、杉山丞東北大学特任教授、原田有朋東北管区警察局総務監察・広域調整部広域調整第2課長と県総務部の佐藤正史次長、戸山郁雄施設管理課長、県土木部の野内忠宏次長、山本洋一営繕課長、警察本部の菅野年幸警務部参事官兼会計課長。