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建通新聞社四国
2012/07/13

【愛媛】保存・修景を9〜10月発注 葉佐池古墳整備

松山市は、葉佐池古墳の遺構を保護するとともに一般公開するため、保存・修景工事を9〜10月に発注する予定。また、2013年度に建設を予定しているガイダンス施設の実施設計も同時期に外注する見通し。
 葉佐池古墳は、1993年に北梅本町の小野地区で発見され調査していた遺跡で、11年2月に松山市内で4番目となる国史跡として指定された。古墳内部には6世紀後半の横穴式石室が2室残っており、一般に公開するため保存と修景工に着手するもの。
 12年度は、古墳を本来の形に近づけるための盛土成型約3000立方bや植栽修景工一式のほか、東屋1棟(木造平屋13平方b)、古墳の石室を覗けるようにするためのドーム形状の覆い屋1棟(プレハブ一部鉄骨造平屋28平方b)などを施工する。墳丘部の面積は約1800平方b。測量設計は11年度に空間創研(京都市)で終えており現在、設計の細部を詰めている。
 13年度に建設を予定しているガイダンス施設は休憩所とパネル展示施設を兼ねた建物で、木造平屋50平方bていどを構想。墳丘の麓に建設し、あわせて簡易な広場を設け、植栽やベンチを整備する計画。
 14年度中の一般公開を目指しており、12年度の事業費として6月補正に1億5490万円を計上した。