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建通新聞社(中部)
2012/07/12

【三重】津市 リサイクルセンター実施設計をオオバ

 津市は、「リサイクルセンター整備実施設計」をオオバ三重営業所(津市)に委託した。2013年度に造成工事に着手する計画で、16年度の供用開始を目指している。
 片田田中町の白銀環境清掃センター隣接地に鉄やアルミ、容器包装プラスチックなどの破砕選別処理、資源物処理を行う施設を整備する。敷地約4万1000平方bの造成を行うほか、工場棟、管理棟、ストックヤード棟、車庫棟などを整備する。
 委託内容は、造成実施設計、発注仕様書や各種申請資料などの作成。委託期間は13年2月15日まで。
 処理能力は、鉄、アルミ、可燃物、不燃物の4種選別を行う破砕選別処理が日量42d、容器包装プラスチック、ペットボトル、びんの資源物処理が日量39d。全体施設能力は日量81d。
 工事費概算は、工場棟が40億5000万円、管理棟が4億5000万円、付帯施設が2億8200万円、造成が2億3000万円、防災調整池が1億7500万円、公園施設が1億9900万円などで、合計55億8000万円。
 12年度は、このほか生活環境影響調査や施設基本設計などを進める。13、14年度で造成、13〜15年度で本体整備を進め、15年度末の完成、16年度供用開始を目指す。
 県道片田井戸久居線からの進入路を設け、区域内で土量バランスが取れる高さの造成高とし、防災調整池約1万0300立方bを設ける。地質調査は若鈴(津市)が担当。
 建屋の規模は、工場棟が鉄筋コンクリート(RC)造一部鉄骨(S)造4階建て延べ約6300平方b。破砕選別処理、資源物処理を行う設備や見学通路などを設ける。管理棟はRC造2階建て延べ900平方b。事務所や研修室、リサイクル展示室などを設ける。
 このほか、鉄骨造平屋約710平方bのストックヤード棟、鉄骨造平屋約760平方bの車庫棟を建設し、駐車場、太陽光発電施設を整備する。

提供:建通新聞社