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建通新聞社(静岡)
2012/07/11

【静岡】河津下田T期の都計原案まとまる―13年度中の都計決定目指す

 国道414号伊豆縦貫自動車道の一部となる「河津下田道路T期」の都市計画原案がまとまった。下田市6丁目の下田インターチェンジ(IC)を起点に、同市箕作の下田北ICで河津下田道路U期に接続する延長5730bで、途中、敷根ICと蓮台寺ICの2カ所のICを設置する。下田市がまとめた今回の原案を基に今後、静岡県が都市計画公聴会などを実施して都市計画案を確定。2012年度中をめどに都市計画案を公告し、13年度末の都市計画決定を目指す。事業は国土交通省が担当する。
 伊豆縦貫自動車道は、沼津市の東名高速道路沼津ICから伊豆半島のほぼ中央を通って下田市までを結ぶ延長約60`の自動車専用道。このうち河津下田道路T期は、下田市6丁目を起点、同市箕作を終点とする延長5730b。標準幅員10・5bの2車線で、設計速度は時速80`。連結施設として、下田IC、敷根IC、蓮台寺IC、下田北ICの4カ所を設置。下田北ICで、国交省が12年度に新規事業化した河津下田道路U期と接続する。
 構造は、下田IC〜敷根IC間が土工、敷根IC〜蓮台寺IC間が土工と、延長約900bと100bのトンネルなど、蓮台寺IC〜下田北IC間が延長約1600bのトンネル、稲生沢川を跨ぐ橋梁などが中心となる。
 今回まとめた都市計画原案を基に、市民や権利者の意見を聞くための都市計画公聴会を県が10月ごろ実施。その上で都市計画案を確定して13年2月ごろ公告・縦覧する。県都市計画審議会での審議後、国土交通省大臣の協議・同意を得て14年3月ごろの都市計画決定を目指す。
 都市計画手続きと並行して、事業者である国交省が環境影響評価手続きを進める。
 これら手続きの完了後、国交省が現地調査や道路設計などを順次実施し、用地交渉を開始する。
(2012/7/11)
建通新聞社 静岡支社