株ネ蒜工務店(山武郡横芝光町木戸10110、畔蒜毅社長)は7日、地域貢献活動の一環として、同町の木戸浜海岸の砂浜清掃を実施した。
当日は土曜日で社員の休日にあたったが、清掃活動には基本的に社員全員参加とし、本社をはじめ千葉支店、成田支店及びグループ会社の總武建設鰍ゥら、総勢約90人が駆けつけた。
木戸浜海岸の清掃ボランティアについて畔蒜社長は、3年前の第1回目の開始当初から、「地引網などでお世話になっている日頃の恩返しとして、地域の環境美化に対する活動の一助になれば」と語るとともに、「あまり知られてはいないが、木戸浜の砂浜は、だいぶ以前からウミガメの産卵の地でもある。ペットボトルやビニールなどの自然に返らないごみは、ウミガメにとっての天敵であることは周知の事実」とし、「我々が恩恵を受けている木戸浜海岸は、海水浴客のモラルはもとより、我々の手で守らなければならない」と訴えてきた。
一方、「現在の木戸浜の砂浜は、15年ほど前に比べて約半分に減った」との深刻化する砂浜の侵食化対策については、「一極集中により自然の海岸として保護するとともに、後世に残すための手法を、匝瑳市と横芝光町が県に対して要望書を提出。議会でも取り上げてもらった」と話し、今後の砂浜の浸食防止に向けた防波堤の延伸などの早急な対応に期待を寄せているが、昨年の海岸清掃時に比べて、目視でもさらに20〜30mの砂浜の浸食が確認された。