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建通新聞社(中部)
2012/07/05

【愛知】レゴランドの土地利用計画と今後のスケジュール

 名古屋市住宅都市局は、金城ふ頭の「レゴランド」などの開発に向けた土地利用計画案と今後の想定スケジュールを明らかにした。国際展示場第1展示館は移転改築し、跡地をレゴランドの用地とする。また、市が整備を計画している集約駐車場の建設地を変更した。2日の市議会都市消防委員会で明らかにした。レゴランドは2015年秋ごろの開業を目指している。
 レゴランドに伴う計画は、英国のGCDS社などが金城ふ頭にブロック玩具のテーマパーク「レゴランド」を整備するとともに、ホテル、商業施設などを整備する複合開発。今回公表された土地利用計画案によると、レゴランドの建設予定地は、既存の国際展示場平面駐車場部分と第1展示館部分の面積約13f。第1展示館部分は拡張予定地で、開業時の面積は9f強とする予定。
 国際展示場第1展示館は、現地改築する計画で08年に基本設計を行った。しかし、レゴランドの用地を確保するため、あおなみ線金城ふ頭駅の南に移転改築することにした。
 開発に合わせ、市では集約駐車場として立体駐車場の整備を計画。当初は国際展示場の東の区画に建設予定だった。しかし伊勢湾岸道路などからの交通を円滑にするため、予定していた位置の東、現在ファニチャードーム名古屋新本店の店舗がある区画に計画を変更した。収容台数は5000台程度を予定している。ファニチャードームの移転にかかる費用は市が負担することになる。
 同局は、レゴランドの開発事業者が金城ふ頭への進出を正式に決定する9月以降に、集約駐車場の整備手法の検討業務や歩行者デッキや交差点改良などの予備設計を委託する。また、ファニチャードームとの移転協議を行っていくとしている。
 レゴランド側は12年度内に環境影響評価手続きに着手し、設計を進めていく。13年度の着工を想定しており、15年秋ごろの開業を目指す。遅くとも16年3月までに開業したいとしている。
 国際展示場を所管する市民経済局は、第1展示館の移転改築に向けて12年度中に課題の検討を行う。13年度に08年度に行った基本設計を見直す予定。着工は16年度をめどとしている。

提供:建通新聞社