建通新聞社(神奈川)
2012/07/05
【神奈川】平塚市民病院 7月末にも大臣認定申請
平塚市は平塚市民病院整備で、2013年度の工事着手を目指している新棟と既存の北棟について、免震構造の国土交通大臣認可取得に向けた作業を進めている。性能評価機関による評価書がまとまり次第、7月末から8月上旬に大臣認定の申請を行う。認定取得に2カ月程度を見込んでいる。その後は、意匠を含む計画の概要を早急に固め、12年度中に建設工事の公告作業に入る見通しだ。公告をはじめとする事業主体は、病院事業管理者制度により同病院となるもようだ。
新棟の規模は、地下1階地上6階建て延べ約1万8430平方b。主な施設内容は、地下1階が外来や生理検査部門、地上1階が外来部門と中央待合、2階が手術部門、3階が集中治療室や緊急病床、4階が透析室やリハビリテーション部門、緩和ケア病床、5階が新生児集中治療室や産科病床、6階が電気・機械室。このほか、屋上にヘリコプター離着場を設ける。
北棟の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ約1万6160平方b。所在地は南原1ノ19ノ1の敷地約1万8330平方b。
新棟建設などの基本・実施設計は、NTTファシリティーズ(東京都港区)が担当している。納期は13年2月末だが、計画通知の時期をめどに早めに完了させたい意向だ。
12年度当初予算には新棟など建設工事費として、総額86億2500万円の継続費(13〜16年度)を設定した。
12年度は新棟の施工者決定のほか、仮設バスロータリー工事や、建設予定地の土壌汚染の事前調査、既存棟(救急棟・管理棟・保育所)の解体工事を順次発注する予定だ。