建通新聞社(岡山)
2012/07/04
【岡山】512橋梁の劣化状況を点検
岡山市都市整備課道路管理課は、長寿命化に向け現況調査を進めている市内の橋長15b以上の512橋梁の劣化状況などの点検結果をまとめた。
そのうち、劣化が認められた橋梁は128橋(国道3カ所、県道28カ所、市道97カ所)となった。
劣化の内容としては、上部(桁)は腐食が12カ所、ボルト脱落が10カ所、コンクリートのはがれ5カ所。上部(床版)はクラック5カ所、コンクリートのはがれ20カ所。下部は腐食が1カ所、クラックが7カ所、コンクリートのはがれが6カ所。支承は腐食が7カ所、クラックが2カ所。橋面はクラックが15カ所、凹凸が24カ所、伸縮装置劣化が10カ所、高欄劣化が4カ所となった。
2013年度以降に補強や補修が必要な箇所については、整備に向けた実施計画(優先順位や箇所)をまとめ補強工事などに着手する見通し。
同事業は、08年度と09年度で点検が完了している橋梁のうち、緊急性の高い4橋については補強が完了しており、12年度は14橋梁の整備を進めている。