建通新聞社
2012/07/02
【大阪】大阪府住宅まちづくり部 千里古江台住宅など府営4団地耐震改修計画策定へ 中層住宅の耐震始まる ※写真あり
大阪府住宅まちづくり部は、千里古江台住宅など府営住宅4団地の耐震改修計画を策定する。このうち2団地は中層住宅の耐震改修で、新たな取り組みが始まる。総合評価一般競争入札(技術審査型)で計画の委託先を選定。入札書の提出を12日に受け付け、19日に開札する。
計画策定の納期は2013年3月15日まで。耐震診断の精査、耐震評価機関による評価書の取得、耐震診断報告書と耐震改修計画書の作成、関係官公庁との事前協議と申請手続きを行う。補助などの条件が整えば、13年度に実施設計を行い、一部着工する見通し。
千里古江台と千里青山台の2団地は、中層住宅を対象とする。府営住宅の耐震改修は、これまで高層住宅のみを対象とし、中層住宅(5階建て以下)は、建て替えを原則としてきた。この方針を変更し、中層住宅も対象に耐震改修を実施する新たな計画を打ち出している。入居者が住みながら事業を実施することを基本に施工。エレベーターの設置なども併せて検討する。
4団地の耐震改修計画は次の通り。
▽府営千里古江台住宅耐震改修(吹田市古江台4、5)=鉄筋コンクリート造5階一部4階建て16棟・509戸(5丁目内)。第一種中高層住居専用地域
▽府営千里青山台住宅耐震改修(吹田市青山台2)=対象は鉄筋コンクリート造5階一部4階建て15棟・485戸。第一種中高層住居専用地域
▽府営堺戎島住宅耐震改修(堺市堺区戎島町1)=対象は鉄骨鉄筋コンクリート造14階建て3棟・313戸。第二種住居地域
▽府営百舌鳥梅町住宅耐震改修(堺市北区百舌鳥梅町3)=。対象は鉄骨鉄筋コンクリート造14階建て2棟・208戸。第二種中高層住居専用地域