建通新聞社四国
2012/06/29
【高知】7漁港の機能保全工を順次発注 県
高知県水産振興部漁港漁場課は、水産基盤ストックマネジメント事業として三津漁港など7漁港で機能保全工事を進めるため、各土木事務所から順次発注する。
また、市町村水産基盤ストックメネジメント事業としては、安田(安田町)、深浦(須崎市)、栄喜(宿毛市)の3漁港で機能保全計画を策定するため、各市町より順次外注する。2012年度の事業費は4億9534万円(高知県のみでは4億9174万円)。
水産基盤ストックマネジメント事業は、施設管理を体系的に捉えた計画的な取り組みにより、施設の長寿命化をはかりながら、更新コストの平準化と縮減を図るもの。コンクリートの充填や消波ブロックの据え直し、エプロン舗装の補修など、現場の状況に応じた保全工事を行う。
工事を進める県管轄の7漁港の12年度施工計画のうち、三津漁港(室戸市)では、防波堤(延長629・7b)、護岸(延長575b)、突堤延長(71・6b)、物揚場(延長240・5b)、船揚場(延長52・2b)、岸壁(延長170・9b)などで工事を進める。
赤岡漁港(香南市)では、橋梁取合護岸(延長60b)、導流堤(延長376・4b)などで基本・詳細設計、地質調査、基準点・中心線・深浅測量と一部工事を実施する。
宇佐漁港(土佐市)では、西口導流堤(延長31b)の工事は入札済。その他萩崎防波堤、同船揚場、福島船揚場、新町岸壁、新町マイナス4b岸壁取合護岸、竜防波堤(ブロック)などで地質調査、詳細設計、工事などを行う。
浦分漁港(四万十町)では、浦分橋(延長122b)、港橋(延長13・2b)、臨港道路(延長25・6b)を補修するための測量設計を実施する。
佐賀漁港(黒潮町)では、左岸導流堤(延長181・8b)の水叩き修繕、防波堤(U)(延長162b)の消波ブロック修繕などを行う。
田ノ浦漁港(宿毛市)では、マイナス4b岸壁清掃海水導入施設の調査などを実施する。
沖の島漁港(宿毛市)では、母島で第1防波堤、北防波堤、第3防波堤、沖防波堤、第4防波堤、弘瀬で第1防砂堤、第1防波堤、第2船揚場、沖防波堤などで測量や工事を行う。