名古屋市住宅都市局は、「第一香流荘3号棟耐震改修設計」を司設計事務所(名古屋市東区)に委託した。同改修事業は、市の住宅の中で最大規模の耐震改修となる。設計の委託期間は2013年2月28日まで。工事は13年度以降に着手する。
第一香流荘3号棟は1973年度に建設された。耐震性を満たしていないため、耐震改修を計画している。
建物の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造11階建て延べ約2万9087平方b。戸数は440戸。耐震改修ではPCアウトフレーム工法による補強を行う。
同住宅は耐震補強の対象となっている市営住宅の中で最大規模。そのため、設計と並行して適切な工事の発注形態を検討していく。ロの字型であるため、工事は何件かに分割して発注する可能性が高い。
第一香流荘の全体は3棟構成。耐震改修が必要と判断されているのは今回設計を委託した3号棟のみで、1・2号棟については耐震対策は不要。
同住宅の所在地は守山区森孝1ノ107。
提供:建通新聞社