恵那市の「市立恵那病院再整備」計画は、6月議会終了後、病院特別対策委員会に基本計画案を説明してからパブリックコメント手続きに入る見込みだ。当初4月を予定していた同手続きからは若干遅れており、プロポーザル方式の設計者選定準備も早くて8月下旬からとなりそうだ。
諸手続きの遅れは、配置計画の調整に時間がかかったため。パブリックコメントや設計者選定の日程は決まっていないが、全体としての大きなスケジュール変更はない。新病院は2016年度の開業を目指している。
市立恵那病院は03年に国立療養所恵那病院を恵那市に移譲して開設した。所在地は大井町2725。敷地内には大小合わせて20以上の建物がある。
規模や配置は未定だが、基本的な考え方として介護老人保健施設の併設や、診療科を腎臓内科の新設などで現行の18科を19科と増科すること、現在の病床数199床を基本とした規模で再編成することなどを決めている。
当初のスケジュール案では、設計者選定のプロポーザル手続きが12年6月〜10月、設計作業が13年1月〜14年3月までの15カ月、工事が14年7月〜15年12月までの18カ月としている。
提供:建通新聞社