建通新聞社四国
2012/06/22
【愛媛】防災関連対策に4・6億円 県6月補正案
愛媛県は、一般会計6月補正予算案として14億805万円を追加する議案を25日から開催する6月議会に提出する。累計では5988億9805万円となる。会期は7月10日までの予定。
今回の補正には、国からの事業費内示に伴う防災関連対策に4億6937万円を追加している。内訳は高潮・波浪などによる災害防止のための護岸工など海岸保全施設整備(今治市古江海岸の護岸など3カ所)に2憶2105万円、地すべり対策事業(大洲市の恋木横ボーリング工など6カ所)に7158万円、法面工など急傾斜地崩壊対策(宇和島市下谷地区の擁壁工など16カ所)の促進に1億7343万円を計上した。
また、当面する課題への対応として、農林水産業の振興に2憶7955万円を計上しており、この中には松山市が行う中央卸売市場の天候に影響を受けることなく荷捌きや積込ができる買荷保管積込所の整備へ助成する2658万円、八幡浜市が行う水産加工場、冷凍・冷蔵施設、海産物直売所など水産関係共同利用施設整備へ助成する2憶5109万円が含まれている。
このほか、愛媛大学やダイキアクシスなどと産官学連携で取り組む、し尿汚焼却灰からリンを回収する再生利用技術の開発研究費に1915万円を計上している。