中日本高速道路は、名古屋環状2号線の名古屋西ジャンクション(JCT)〜飛島JCT(仮称)間の整備で、第2四半期に両JCT付近の施工計画の検討を委託する。2013年度に本格着工し、18年度末の開通を目指す。
同区間(名古屋市中川区島井町〜飛島村木場1)の延長は12・2`。国土交通省と中日本高速の「直轄事業と有料道路事業による事業方式」で片側2車線の自動車専用道路を整備する。
総事業費は1350億円。中日本高速が308億円、国交省が1042億円を負担する。
中日本高速の整備範囲は、既存の高速道路との取り付け部分であるJCT付近と、全区間の舗装および道路照明や道路情報板などの設備工事。国交省はJCT付近以外の下部工と上部工を整備する。
中日本高速が12年度に委託する施工計画の検討では、工事の手順や工期の短縮方法などを検討する。
国交省は12年度予算で、同区間の整備に対して16億1000万円を計上。水文調査や事業損失調査を進めるほか、工事用道路などを整備する。
同区間の供用が開始されれば、国道302号の混雑が緩和されるほか、名古屋港など物流拠点へのアクセス機能が強化される。
提供:建通新聞社