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建通新聞社四国
2012/06/15

【香川】中央診療棟建設を今月中に公示 高松赤十字病院

 高松赤十字病院(高松市番町4ノ1ノ3)は、中央診療棟建設を一般競争入札で実施するため、準備を進めており入札資格参加要項を6月中に公表する。9月の着工14年3月の完成を目指す。事業費は約35億円。
 1978年に竣工した東館が新耐震基準を満たしていないため、病院敷地内の平面駐車場に新診療棟を建設。完成後、東館を解体し、次期整備施設の建設用地として活用する。
 新棟の規模は、免震構造を備えた鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ7186平方b、589床(一般581床、結核8床)。寝台用エレベーター1000`c、15人、3台。地下1階と1階に放射線部門、2階に内視鏡・生理検査・採尿検査、3階に検体検査、4階に人間ドックと救急病棟、5階に電気室を配置する。設計は久米設計が担当した。
 新棟への移転機能は救急部門・放射線部門・検査部門・内視鏡部門・健診部門などで、現東館にある機能のうち残る管理部門・医局部門・病棟などは新棟完成後に次期計画として検討されるが、現段階では詳細は未定。

 改築される東館は78年に竣工し、97年には全面改修が行われたが、81年以前の旧耐震基準で建設されているため、耐震化の観点から再整備されることとなった。
 同病院には東館の他、85年竣工の南館(鉄骨鉄筋コンクリート造8階建て延べ1万0099平方b)、87年竣工の立体駐車場(鉄骨造4階建て5層延べ4608平方b)、96年竣工の本館(鉄骨鉄筋コンクリート造10階建て延べ1万9585平方b)の施設がある。