工作機械・工具や住設機器などの専門商社、山善(大阪市西区立売堀2ノ3ノ16)は、名古屋市熱田区にある名古屋支社ビルの建て替えを鹿島中部支社(名古屋市中区)に依頼した。5月半ばから解体工事を進めているが、解体後に埋蔵文化財調査に入るため、本体工事の着工時期は未定。
新支社ビルの規模は鉄骨造6階建て延べ3540平方b。LED照明やソーラーパネルを設置した省エネ・創エネビルとして整備する。
解体する現支社ビルは鉄筋コンクリート造6階建て延べ1890平方b。2012年10月までの解体完了を予定。名古屋市社の機能は、新支社ビルの完成まで名古屋市中区栄1ノ9ノ16、NFビルディングに移転した。
建設地は名古屋市熱田区白鳥2ノ10ノ10。敷地面積は782平方b。国道19号を挟んで熱田神宮に隣接するため、新ビル着工前に埋蔵文化財調査が必要となっている。
このため、完成時期は13年9月を想定しているものの、調査結果次第では延期することも視野に入れている。
同社は、名古屋支社ビルの建て替えと併せて、福岡県の九州支社でも、新支社ビル(福岡市博多区東比恵2)の建設を鹿島に依頼。規模は鉄骨造4階建て延べ2478平方bで、13年4月の完成を予定している。
提供:建通新聞社