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　松山市は、上水道整備として久谷地区簡易水道統合整備を継続事業で進めており、２０１２年度は延長約17�`�bの管路を順次発注する（管路工約29件予定、一部発注済み）。
　同事業は、久谷地区（恵原・坂本）に散在する中野・荏原川西・荏原川東・関谷出口・久谷中組・窪野の６つの老朽簡易水道施設を統合し、効率の良い水道施設に再構築するもの。11〜15年度までの５カ年事業で進めており、昨年度から配水管の一部約３�`�bに着手している。
　本年度は引き続き配水と導水の管路工を促進し、13年度以降は予算と調整しながら導・送・配の管路工のほか、久谷浄水場の造成と久谷第１・第２配水池の造成に着手する予定。
　全体計画は、計画給水人口１万０４６０人、給水量４９４０立方�b／日、管路総延長約49�`（導水管約４�`、送水管約７�`、配水管約38�`）、管径は50〜３００�_。水源は現状の井戸水を使用する。
　既存を改修する施設は▽中野水源地（５６９立方�b／日）・中野浄水場（５６９立方�b／日）▽大橋水源地（１９００立方�b／日）▽荏原川東第１水源地（４５０立方�b／日）▽荏原川東第２水源地（６７２立方�b／日）▽荏原川西第１水源地（９００立方�b／日）▽荏原川西第２水源地（８００立方�b／日）の６カ所。
　新設する施設は▽久谷浄水場（４５００立方�b／日）▽久谷第１配水池（約２２００立方�b）▽久谷第２配水池（約４３０立方�b）久谷第３配水池（約１９０立方�b）▽久谷第４配水池（約70立方�b）▽関屋ポンプ場（10立方�b／日）の５カ所。（概要図参照）
　水源地は既存のまま改良し取水ポンプや電気設備を交換する。久谷浄水場は13年度に東方町で建設に着工する予定で、ばっ気処理・紫外線処理施設などの設備を備える。久谷第１配水池・第２配水池は13年度に造成、14年度に躯体築造、15年度に電気計装を予定。久谷第３配水池・第４配水池は、14年度に築造、15年度に電気計装を予定している。
　年次計画概要では、11〜14年度に配水管布設、13・14年度に送水管布設、12〜14年度に導水管布設、14・15年度に関屋ポンプ場建設、13〜15年度に配水池および久谷浄水場建設、15年度に水源地整備としている。工事場所は東方町・津吉町・恵原町・浄瑠璃町・小村町ほか。総事業費は約52億円を見込んでいる。