建通新聞社四国
2012/06/12
【香川】基本設計など本年度着手 高松市危機管理センター
高松市は、災害対策本部機能を有する危機管理センターの整備基本構想原案をまとめた。施設は災害対策機能の他、消防局機能と上下水道局機能も併設し、市庁舎西側用地に第二庁舎的な施設を建設する。2012年度に地質予備調査や基本設計などに着手。14年度着工し、18年度の完成を目指す。
施設規模は12階建て延べ約1万2500平方bを想定。災害対策本部機能に約1600平方b、本庁舎防災力強化機能に約1000平方b、消防機能に約2000平方b、上下水道局機能に約3000平方b、共用機能に約4900平方b。他、ヘリコプターのホバリングスペース、100立方bの耐震性貯水槽などを整備する。事業費は総合的防災情報システムや高機能消防指令センターシステムなどの機器など整備事業費を除き約60億円を見込む。
消防局機能は、指令センターなどが入居。上下水道局機能は現上下水道局庁舎が耐震性が低いため上水関連部署を移設する他、下水関連では下水道施設課を除く機能が入居する。
今後、12年度に地質予備調査を実施する他、9月補正予算に基本設計の委託費を盛り込み、公募型プロポーザル方式で業者選定する方針。12・13年度で基本・実施設計、14年度着工し、18年度の完成を目指す。
建設地は市庁舎西側の番町1ノ8ノ15。面積は4958平方b。
危機管理センターの整備については、11年12月の定例市議会で大西秀人市長が建設する考えを明らかにしていた。
新庁舎棟建設にあたり、現駐車場と駐輪場は別の建物として、駐車場約200台、駐輪場約900台分を整備する。