北海道建設新聞社
2012/06/08
【北海道】コープさっぽろがメガソーラー事業に参入−直営で葬儀場開設も
生活協同組合コープさっぽろ(本部・札幌)の通常総代会が7日、札幌市内で開かれ、メガソーラー事業への参入や空き店舗を利用した直営葬儀場1号店の設置、中央区内での店舗新設を引き続き検討していることなどが示された。大見英明理事長が説明した。
メガソーラー事業は、国が再生可能エネルギーの買い取り価格を固めたことを受け、正式に参入を決めた。大見理事長は「ことしの電力需要を見通した時、電力の削減は共通課題」と狙いを語った。帯広などが候補地に挙っているもようだ。
直営葬儀場は国道36号沿いにある、旧中央月寒店を利用して設置する。同店閉店後は家具チェーン店に賃貸していたが、現在は空き店舗となっている物件。家族葬タイプの葬儀場とし、2―3年で軌道に乗り次第、他地域での開設も構想する。
店舗関連では、現在は1店舗しかない中央区内で引き続き出店を検討。店舗面積約1500m²(敷地面積約5000m²)の小型店を想定し、建設用地の選定を進めている。閉店予定の北郷店については「新しい場所が決まったら案内する」とした。
このほか、2012年度事業として函館市石川町での新規出店(W造、延べ3000m²、店舗面積約2000m²)や、石狩食品工場(石狩市)の江別市内への移転準備推進、コンピューター、レジといった基幹システムの更新に向けてプロジェクトをスタートさせることにしている。