トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/06/05

【岐阜】トヨタ自動車 多治見サービスセンター着工

 トヨタ自動車は5月30日、「多治見サービスセンター」を建設する多治見山吹テクノパーク内で地鎮祭を行った。研修棟と走行確認路を整備する。研修棟は大林組名古屋支店(名古屋市東区)、走行確認路はNIPPO中部支店(名古屋市中区)の設計・施工。約56億円(用地費除く)をかけ、2013年7月の竣工を目指して事業を進める。
 同施設では販売店サービススタッフの車両修理技術の向上・育成や、市場が拡大する新興国の人材育成のほか、修理技術の研究・開発などを行う。日進研修センターの既存機能を拡充移転するもの。将来的には、修理技術を開発する「研究棟」の建設も計画している。
 建設地は、昨年4月に多治見市と企業立地協定を結んだ国道19号に面した多治見市山吹町1ノ1ノ1の約18・7f。08年度のトヨタ進出内定後に多治見市が敷地形状などトヨタの要望を聞き、鉱山跡地を岐阜県土地開発公社に依頼してオーダーメード方式で開発した。
 着工した研修棟の規模は鉄骨造4階建て延べ1万8000平方b。走行確認路の規模は1周約1300bで、一般的なアスファルト舗装のほか、海外の道路事情に合わせた石畳や老朽化を再現したアスファルト路面、坂道、波打ち路面など10種類の特殊舗装を行う。
 施設の稼働は13年内を予定している。