建通新聞社四国
2012/06/01
【高知】総事業費は約36億 県下の12年度下水道事業
高知県土木部公園下水道課は、2012年度に県および高知市など13市町村で計画している下水道事業の概要をまとめた。総事業費は36億2697万円で、うち国費は18億3448万円。総事業費については今後若干の増減の可能性がある。この中で県が進める浦戸湾東部流域下水道事業では、高須浄化センター管理棟とポンプ棟の耐震化工事など、浦戸湾東部流域下水道の下水汚泥有効利用基本計画策定、管渠延長315bと人孔2基の浦戸湾東部幹線耐震工事、管渠延長11`を対象とした長寿命化計画策定を進める。
高知市では、普及促進および雨水対策整備を進める。未普及対策工事は8分区で実施。内訳は▽久万秦分区−(開削工)口径150_、延長1240b▽旭上街分区−(開削工)口径150_、延長485b(推進工)口径150_、延長35b▽朝倉分区−(開削工)口径150〜200_、延長1100b(推進工)口径200〜800_、延長545b▽鴨田分区−(開削工)延長150〜200_、延長2425b(推進工)口径250_、延長200b▽潮江南分区−(開削工)口径150_、延長410b▽大津第三処理分区−(開削工)口径150_、延長250b▽鹿児分区−(開削工)口径150_、延長110b▽一宮布師田処理分区−(開削工)口径150〜200_、延長520b。
浸水対策工事は3分区で実施。内訳は▽長浜第二排水分区−口径800_、延長15bの推進工、人孔築造3カ所、延長0・5b、延長200bの自由勾配側溝▽朝倉東排水分区−1500_×1500_、延長100b▽徳谷排水分区−徳谷第二雨水ポンプ場吐出井築造。
委託業務では、公共下水道事業基本計画変更として全体計画の見直し、久万秦分区・初月分区・朝倉分区での汚水管渠実施設計、朝倉13号での雨水幹線函渠実施設計、一宮雨水ポンプ場外11機場での長寿命化計画策定、下知下水処理場・海老ノ丸ポンプ場での耐震・防水対策実施設計をそれぞれ進める。
安芸市では、全体計画の見直しを進める。
南国市では、普及促進および雨水対策整備を進める。南国第3処理区(駅前地区)の面整備では、後免分区汚水管渠築造工事を開削工で口径200_、延長470b。大囃n区浸水解消のため進めている雨水対策整備では、新川雨水幹線排水路築造工事をオープンシールドで延長85b、幅4b、新川排水区雨水対策工事実施設計策定のための新川実施設計図書作成ほか3件、新川支障水道施設移転補償ほか3件。南国市公共下水道の全体計画の見直しおよび認可計画見直しも進める。
須崎市では、青木の辻線道路改良に合わせた雨水管渠築造工事を実施、開削工で延長40b、FRPM管の口径1200_。また須崎処理場の長寿命化詳細設計、大間ポンプ場の耐震診断、須崎ポンプ場と須崎終末処理場の耐震診断と長寿命化計画策定をそれぞれ行う。
宿毛市では、宿毛ポンプ場の長寿命化対策工事を行う。対象は口径1200_の6号ポンプと冷却ポンプ3台。
四万十市では、角崎地区の面整備として、角崎汚水幹線を開削工で口径200_、延長191b。八反原排水ポンプ場では口径1500_の1号排水ポンプ、1号原動機のポンプ増設。中村中央下水道管理センターの長寿命化対策工事も行う。
香南市では、野市処理区の管渠で口径150〜200_、延長292・4bの開削工、物件補償、東野地区実施設計。野市処理区野市浄化センターで電気設備実施設計。夜須処理区夜須浄化センターで水処理施設改築更新。岸本処理区岸本浄化センター(水質保全)で2池目増設。野市処理区枝線整備で口径150_、延長150bの開削工と物件補償をそれぞれ行う。
香美市では、土佐山田処理区汚水幹線管渠等と美良布処理区内管渠でそれぞれ口径150〜200_の開削工。美良布処理区美良布クリーンセンターで2池目の増設工事。香美市公共下水道全体計画の見直しも図る。
東洋町では、全体計画の見直しを図る。現在の計画は2003年度に見直されたものだが、人口減などの社会情勢に合わせた計画にするため見直すもの。
芸西村では、芸西浄化センターで長寿命化計画に基づくスクリーンユニット2基の更新工事を行う。
土佐町では、土佐処理区内管渠工事の舗装を行う。舗装面積は6900平方b。
いの町では、宇治2号汚水幹線の面整備で口径300_、延長134・6bの推進工。南音竹地区の面整備で口径200_、延長132・5bの開削工。また駅前地区の詳細設計を行う。
越知町では、越知町浄化センターの長寿命化詳細設計を行う。