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建通新聞社四国
2012/05/29

【香川】3年で924億見込む 高松市まちづくり戦略計画

高松市は、環瀬戸内海圏の中枢・中核拠点都市として、さらに飛躍発展できるよう2014年度までの3カ年で整備・実施する具体的な施策「まちづくり戦略計画」をまとめた。戦略では、協働のまちづくりや安全で安心できる生活環境の向上に最優先して取り組むこととしている。3年間の概算総事業費は924億円。うち12年度は217億2700万円を見込む。
 戦略計画は、08年度から15年度までを期間とする基本構想の「第5次市総合計画」のうち12年度から3カ年で実施する施策を年次別に具体化させた短期的な実施計画。
 第5次市総合計画に掲げる目指すべき都市像は「文化の風かおり、光りかがやく、瀬戸の都・高松」で、目標達成に向けて特に重点的・戦略的に取り組む施策を12の課題別に各種施策を年次別、数値目標を盛り込みまとめている。
 課題別では「地域の未来を支える人づくり」では、学校施設の整備など。「文化芸術・スポーツの振興」では、屋島陸上競技場の再整備など。「環境保全と地球温暖化への対応」では、汚水処理施設共同整備事業など。「安全で安心できる生活環境の向上」では、道路整備や浸水・高潮対策など。「子ども・子育て支援の充実」では、こども未来館建設など。「健やかに暮らせる保健・福祉・医療環境づくり」では、新病院と附属医療施設建設など。「都市イメージの向上とにぎわいづくり」では、屋島の活性化など。「地域を支える産業の振興」では、中央卸売場の整備など。「中枢拠点都市の強化とコンパクトで美しいまちづくり」では、新病院を核とした仏生山地区のまちづくりなど。「公共交通・自転車を利用したまちづくり」では、高松駅南交通広場整備など。「コミュニティを軸とした協働のまちづくり」では、コミュニティセンター整備など。「行財政改革の推進」では、支所など整備など−を挙げている。