トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/05/28

【愛知】名古屋市 リニア見据えたまちづくり検討プロポ

 名古屋市住宅都市局は、2027年に予定されているリニア中央新幹線の開業を見据えたまちづくりの検討に着手する。これに向けて、名古屋駅周辺の地域まちづくりや駅のターミナル機能強化を検討するため、25日、「名古屋駅周辺のまちづくり検討調査」の公募型プロポーザルを公告した。
 名古屋駅周辺では、リニア中央新幹線のターミナル駅が地下に建設されるほか、名鉄の駅を含めた建て替え構想などまちづくりに大きな動きが出てきている。同局はこれらを踏まえ、リニア中央新幹線開業を見据えた名古屋駅地区のまちづくりを検討していく。
 今回の委託業務では、▽名古屋駅周辺のまちづくり検討▽名古屋駅ターミナル機能強化検討▽現況空間データ作成―などを行う。まちづくり検討では、アンケートやヒアリングにより地域意向を把握し、将来の土地利用構想案を検討する。ターミナル駅機能強化検討では、駅利用者の実態調査と駅前広場やバスターミナルなどの交通結節点の強化すべき機能を検討する。また歩行者ネットワークについても、動線計画や空間イメージを整理する。
 参加資格は、「測量・設計(建設コンサルタント)」で「都市計画および地方計画」の登録をし、市内に本店を有するか、市内に支店・営業所を有し、市との契約締結権限を有する代理人を置いていることなど。グループでの応募も可能。委託期間は13年3月25日まで。契約上限金額は2450万円。
 参加表明書の提出期限は6月12日まで。6月15日までに企画提案書などを提出する。審査は6月下旬に審査委員会を開き、書類審査を行う。7月上旬には受託候補者を公表する予定。