建通新聞社四国
2012/05/22
【愛媛】202減の5899業者 県内の建設業許可業者数
愛媛県内の建設業における許可業者数が、知事許可と大臣許可をあわせた総数5899業者(2012年3月31日現在)で、昨年同期より202業者減少していることが、県土木管理課の集計で分かった。全国で許可業者数が最も多かった1999年度末時点の7402業者からは20%にあたる約1500業者減少したことになる。
知事許可業者数は昨年同期より202業者減の5838業者、大臣許可業者は加減ありの同数で61業者となっている。県内の建設業許可業者数(表1参照)は、大臣許可と知事許可をあわせて99年度の7402業者をピークにほぼ毎年減少し、今回初めて6000業者を割り込んだもの。
地域別で見ると前年からの減少が多いのは松山市の59業者、今治市の41業者、西条市の26業者など。県下全域で減少しているが、東予地区の減少傾向がやや強い。
業種別では基幹産業である「土木」で91業者、「建築」では92業者と大幅に減少しているほか、「管」「造園」「水道施設」の3業種で二桁減となっている。全体28業種のうち7業種で微増、20業種で減少している。
建設許可業者の減少傾向は、建設投資の減少に連動して全国で同様に表れており、今後も減少傾向が続くと見られる。