北海道建設新聞社
2012/05/21
【北海道】出光興産北海道製油所が54億円投じ大規模保全−6月上旬から
出光興産北海道製油所(苫小牧市真砂町25の1、大橋邦一所長)は6月上旬から、工事費54億円を投じる同製油所の大規模保全工事(メジャーSDM)に取り掛かる。
今回は、設備増強などの投資工事がないものの、2009年のメジャーSDMに次ぐ投資規模となるという。6月上旬に作業に入り、6月下旬から7月中旬には製油所内の全ての装置を停止、板金や塗装が中心となる7月下旬に再稼働するというスケジュール。元請け業者は千代田工商など30社。
主な工事内容は、設備の清掃・点検・検査・補修のほか、重油タンク(減圧蒸留装置)の全面開放工事、反応塔触媒取り換え、全停電工事によるガス・蒸気発電機や送配電・受変電設備の更新など。
延べ動員数は10万人を見込み、ピーク時の作業動員数は1日当たり2500人に上る。