トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/05/18

【愛知】名古屋市 守山市民病院 6月に譲渡先募集開始

名古屋市病院局は、東部医療センター守山市民病院の民間譲渡を計画している。2013年4月から民間病院としての運営を開始するため、6〜7月ごろにも譲渡先の募集を開始する予定だ。
 守山市民病院は、医師不足に陥っていることなどから、民間のノウハウを生かして経営を安定させるため民間譲渡することにした。同局が病院を民間移管するのは、西部医療センター城西病院に続き2例目となる。
 譲渡先は、公募型プロポーザル(企画提案)方式で募集する考え。応募資格は愛知県内で過去5年間にわたり運営実績のある病院の開設者とする見込み。
 民間譲渡に当たっての主な条件には、少なくとも10年間は病院を運営すること、譲渡可能な病床数である101床での運営が望ましいことなどを盛り込む見通しで、詳細は現在検討中。土地、建物は売却することにし、土地については10年間の転売禁止とする。
 現在、選定基準や公募条件などの詳細を検討しており、6〜7月にも譲渡先の募集を開始する。8月に選定委員会を開催して譲渡先を決定する予定だ。決定後は引き継ぎを進め、13年4月1日の民間病院としての運営開始を目指す。
 同病院は、診療管理棟(延べ約4392平方b、1970年建設)、リハビリ棟(延べ約246平方b、84年建設)、病棟(延べ約7512平方b、93年建設)、MRI棟(延べ約251平方b、97年建設)、その他(延べ約553平方b)で構成している。耐震改修はすでに終えており、現段階で改修工事などは必要ない。
 所在地は守山区守山2ノ1802ほかで、敷地面積は約1万3842平方b。