トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2012/05/18

【徳島】6月から順次入札 鳴門渦潮高校整備

 徳島県は、2012年度に開校した鳴門渦潮高等学校で図書館など既存校舎の耐震改修や第2体育館(格技場等)の改築など図るため、6月から年内にかけて順次入札を執行していく計画だ。第1四半期には図書館棟や第2教室棟の耐震改修のほか、第3機械棟等解体の発注が見込まれている。
 同高校は、県立鳴門第一高校と鳴門市立鳴門工業高校を12年度から再編統合した学校。15年度から新高校を現鳴門工業高校(鳴門市大津町吉永)に統合することから、それに合わせ施設の耐震化や設備の充実など必要な教育環境を整備する。計画している主な整備は、第2体育館の改築、環境棟・図書館棟・第2教室棟・第1・2機械棟の耐震改修、プラント棟の改修、それらに伴う第3機械棟・卓球場の解体など。
 改築する第2体育館の計画規模は鉄骨造2階建て延べ約1500平方b。内部には格技場および小体育館を設置する計画。設計は平島弘之+TEAM28(徳島市)が担当。第1四半期に工事を発注し解体する第3機械棟の跡地に整備を図る。工事は建築と電気、管、空調に分けて第2四半期に発注され、建築と電気を一般競争入札、管と空調を指名競争入札する予定。
 一方、耐震改修を予定している校舎のうち、環境棟の既設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1195平方b。このほか第1機械棟が鉄骨造平屋571平方b、第2機械棟が鉄骨造一部鉄筋コンクリート造2階建て延べ704平方b、第2教室棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ949平方b、図書館が同造2階建て延べ715平方bとなっている。
 耐震改修では、構造補強、非構造部材・設備補強。内部改修として内装(壁・床・天井)、建具、屋上・屋根防水、外壁、鉄骨造外部階段、電気・給排水設備などを施す予定。このほか耐震改修ではないが鉄筋コンクリート造平屋330平方bのプラント棟も改修する。
 耐震改修等の各設計は環境棟、第1機械棟、第2機械棟、プラント棟を宮建築設計(徳島市)、第2教室棟と図書館を松村建築計画研究所(鳴門市)がそれぞれ担当。
 各工事は図書館の耐震改修と第2教室棟をそれぞれ第1四半期に建築(一般競争)、管・電気(各指名競争)に分割し発注。環境棟は第2四半期に建築(一般競争)、電気・管・空調(指名競争)に分割し、第1機械室棟は第2四半期に建築(一般競争)、電気・管(指名競争)に分割し発注。プラント棟は第3四半期に建築(一般競争)、電気・管(指名競争)に分割し発注する。なお、第2機械室棟は、第1機械室棟とセットで発注するかも含めて現在発注方法を検討中で今回の発注計画には盛り込まれていない。