建通新聞社(中部)
2012/05/17
【三重】紀勢国道 12年度紀勢道・熊野尾鷲道を推進
国土交通省紀勢国道事務所は、2012年度に事業費約325億円を投じて紀勢自動車道、国道42号熊野尾鷲道路や国道42号紀宝バイパス改築などの整備を進める。紀勢自動車道では海山インターチェンジ(IC)から紀伊長島ICの延長15・1`について13年度の開通を目指して整備する。また、国道42号熊野尾鷲道路U期として、尾鷲北ICから尾鷲南ICの延長5・4`区間を新規に事業化し、測量や地質調査などに着手する。
12年度事業費は前年度当初比2・8%増の325億4400万円。内訳は、紀勢自動車道が150億円、国道42号熊野尾鷲道路が138億円、熊野尾鷲道路U期が1億円、国道42号松阪多気バイパスが2000万円、国道42号紀宝バイパスが11億円、国道260号錦峠が6億円。交通安全関係事業が19億2400万円。
紀勢自動車道は、海山ICから紀伊長島ICで土木、橋梁上部、舗装、標識、電気設備、通信設備などの整備を進め、前柱地区整備、上里舗装、馬瀬舗装、三浦地区整備、紀伊長島舗装、道路情報板設置などを発注する。
国道42号熊野尾鷲道路は、三木里ICから大泊ICの延長13・6`について13年度の開通に向け、土木、橋梁上部、舗装、標識、電気設備、通信設備などの整備を進める。新大久保川橋PC上部、新鹿中山地区整備、亥ケ谷山トンネル賀田工区舗装、大吹トンネル換気設備などを発注する。
12年度に新規に事業化した国道42号熊野尾鷲道路U期では、尾鷲北ICから尾鷲南ICの延長5・4`の測量や地質調査などを行う。
国道42号松阪多気バイパスは、JR紀勢本線の横断区間を含む延長0・8`について関係機関との協議を継続する。国道42号紀宝バイパスは、紀宝町成川から井田の延長3・8`について13年度の開通に向け、土木、トンネル、舗装などの整備を推進する。国道260号錦峠では、南伊勢町内の延長1・8`の道路改良、橋梁下部・上部などの整備を進め、14年度に供用する予定。棚橋第2PC上部の整備に着手する。
交通安全事業は、御浜町と紀宝町の歩道整備、熊野市の国道42号大泊登坂車線、松阪市、多気町、御浜町の交差点改良などを進める。