建通新聞社四国
2012/05/15
【徳島】6月中に公告 盲・聾学校校舎棟改築
徳島県は、盲学校・聾学校の再整備で2012年度から校舎棟と寄宿舎・プール棟の改築を計画しており、順調なら5月中旬、遅くても6月までに校舎棟改築の空調、電気、管工事の建築付帯設備を公告する。また、既設体育館の解体についても新体育館が完成する7月中旬以降の整備着手に合わせ、こちらも6月までに発注する計画だ。一方、既設体育館の解体後に整備する寄宿舎棟・プール棟については上半期中の入札執行を見込み、発注準備を進めていく。
校舎棟の建築工事は6月の県議会定例案件として先行して5月18日に入札予定。11年度から整備中の新体育館は7月中旬に完成する予定で、この体育館の完成を待って、既設体育館を除去し、寄宿舎棟・プール棟の整備に着手する計画。工事は校舎棟4工種と既設体育館の解体工事のほか、寄宿舎棟・プール棟が1つの工事で同じく建築・電気・管・空調(プール除く)の4工種に分け、発注する計画。
新設される校舎棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ7570平方b。寄宿舎棟は鉄骨造3階建て延べ1219平方b。プールはFRP製の搬入設置タイプを見込む。また、解体される既設体育館の規模は鉄筋コンクリート造平屋592平方bとなっている。
今後のスケジュールとして、校舎棟と寄宿舎棟・プールの整備は13年度末までに完成する運び。そして14年4月の開校後、既設盲学校校舎・寄宿舎などの解体に着手し、跡地をグラウンドとして整備し、一連の再整備事業が完了する。一連の事業費として当初予算に10億8100万円を計上した上で13年度債務負担行為として限度額15億5484万円を設定している。設計は阿波設計事務所(徳島市)が担当している。
建設地は徳島市南二軒屋町2丁目にある盲学校敷地内。