建通新聞社四国
2012/05/08
【香川】既存施設解体を8月にも発注 屋島陸上競技場
高松市は、屋島陸上競技場の再整備に伴い、既存施設の解体工を8月にも発注する。再整備に向けて実施設計を7月31日までを期間に佐藤総合計画関西事務所で進めており、実施設計完了後、既存施設の解体工に着手、2013年度に新施設着工し、15年春のオープンを目指す。
既存施設は1954年に竣工した第3種公認陸上競技場。400×8レーン(全天候舗装)、照明設備2基。収容人数は個席996人、ベンチ席約400人、芝生席約2万8600人の合計約3万人。他、補助競技場からなる。
再整備の総事業費は概算で約51億0300万円。内訳は基盤整備3億4500万円、主競技場整備34億2220万円、補助競技場整備3300万円、環境配慮整備3億5900万円、照明・電飾施設整備3億8580万円、その他園地整備1億6500万円、既存施設の取り壊し撤去1億5000万円を見込んでいる。
施設の整備計画は、観客席は約3500席(固定)のメーンスタンド設置のほか、約1500席(階段席)のバックスタンド、芝生席のサイドスタンドなど5000人以上の収容が可能となる。フィールドは第2種公認陸上競技として全天候型舗装のトラック400bの8レーンを整備するとともに跳躍場、投てき場、障害用水壕などを設ける。トラック内のフィールドは天然芝を整備、補助競技場は200bトラック6レーンを整備する。駐車場は敷地内に約380台を確保する。