建通新聞社四国
2012/05/08
【徳島】上期中にも発注 ポカリスタジアムBS耐震改修等
徳島県は、鳴門総合運動公園整備事業で2012年度に陸上競技場(ポカリスエットスタジアム)のバックスタンド耐震改修などに着手する。現在、設計中で7月中をめどに設計を完了させ、順調なら上半期中にも工事を発注する計画だ。当初予算には12年度事業費として10億7850万円を確保したほか、13年度の債務負担行為(工事費)として限度額7億7200万円を設定している。
切迫する東海・東南海・南海の3連動地震に備えるため、防災拠点施設として位置付ける同運動公園の耐震改修などを図るもの。計画では、ポカリスエットスタジアムのバックスタントについて耐震改修などを行い、一時避難場所の確保と支援物資の集積場を確保するほか、防災施設の整備として太陽光発電式LED照明灯を整備する。
バックスタンドの耐震改修では、現在のバックスタンド部分(芝生席)に鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約6400平方bを2カ年かけて建設する。内部には、1階両サイドにトレーニングルーム、2階に売店、トイレ、スタンド階となる3階には6250席程度の固定席を設け、大屋根(鉄骨造、膜構造)を設置する計画。設計は梓設計大阪支社(大阪市北区)が担当している。
また、太陽光発電式LED照明灯について、12年度は公園内に3カ所整備する予定。
所在地は鳴門市撫養町立岩字四枚。