建通新聞社四国
2012/04/27
【徳島】5月連休明けにも発注 阿南市分庁舎解体
総事業費約80億円を投入して新市庁舎を建設する阿南市は、準備工となる分庁舎解体を5月連休明けにも発注する。新市庁舎建設については現在、発注方法を検討しており、年内の執行を目指す。本体工は1期工事の高層棟、2期工事の低層棟に分けて進める。
新市庁舎の規模は7階建て延べ約2万平方b。地下1階が鉄筋コンクリート造、1〜7階が鉄骨造。1期工事は分庁舎跡地に建設する地下1階地上7階建ての高層棟。2期工事は地下1階地上3階建ての低層棟。駐車場は地下1階をメーンに約100台分を確保。
二酸化炭素排出削減を目指した建物として、屋上に太陽光発電と一部緑化、敷地内に透水性舗装を予定。日射遮蔽のためガラス面に複層ガラスを用い、県産杉材による日除けルーバーを設置。高効率冷却機による熱源システムと搬送動力の全面インバータ化を予定。
これまでに庁舎機能のうち水道業務は那賀川支所に移転済み。仮設庁舎はほぼ完成しており、分庁舎の大半の部署は5月3〜5日をメーンに引っ越しをして5月7日から仮設庁舎で業務を行う(2課は本庁舎に移転)。その後、分庁舎の解体を発注。1期工事は12〜13年度末頃。1期の完成後、仮設庁舎や現本庁舎から、完成した1期工事高層棟への引っ越しを行い、仮設庁舎の改修を実施(約1カ月間)。さらに現本庁舎部署を仮設庁舎に引っ越してから現本庁舎を解体。2期工事を13年度末頃から進め、15年度中の完成を目指す。
解体する分庁舎は鉄骨造3階建て延べ約3500平方b、本庁舎は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約6500平方b。
建設地は現在と同住所の富岡町トノ町12ノ3。敷地面積8751平方b。設計は日建設計(大阪市)。