静岡県の2011年度末(2012年3月31日)の知事・大臣を合わせた建設業許可業者数が10年度末に比べ2・4%(387者)減の1万5478者となったことが分かった。減少したのは2年連続で、過去10年間では05年度末の3・0%減に次ぐ減少幅。浜松市浜北区を除くすべての市区町で減少した。建設市場の縮小傾向や、更新期を迎えたものの更新手続きを行わなかった業者が一定数あったことなどが要因とみられている。
県内の許可業者数は、1999年度末の1万7477者をピークに、2000年度末以降、減少か横ばい傾向にあり、11年度末はピーク時と比べ11・4%(1999者)減った。
許可区分別では、知事許可が1万5338者で前年同期より391者(2・5%)減った一方、大臣許可が4者(2・9%)増えて140者となった。
また、地域別では東伊豆町(前年同期比6・4%減)や西伊豆町(同5・6%減)など下田土木事務所管内の許可業者数が前年同期比4・2%減、伊豆の国市(同6・6%減)や小山町(同6・2%減)など沼津土木管内が同3・3%減。前年度同期を5%以上下回った6市町すべてが東部地区で、前年度に引き続き県東部地区の減少幅が大きかった。
(2012/4/27)
建通新聞社 静岡支社