北海道建設新聞社
2012/04/26
【北海道】登別厚生年金病院で耐震強化整備−工事に先行し監理業務が公告
年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO、千葉県船橋市海神町西1丁目1042の2、尾身茂理事長)は、6月にも登別厚生年金病院の耐震強化整備に着手する。工事発注はこれからとなるが、これに先立つ形で25日、工事監理業務の一般競争を公告した。
登別市登別温泉町133にある同病院は、1946年の開設。ベッド数は242床で、地域の基幹病院の役割を担う。
耐震強化に向け、2011年度に耐震診断・耐震補強設計を発注。梶建築設計(本社・東京)が落札し、1―4号棟で構成するうち、2号棟東(RC造、地下1地上7階、延べ2533m²)と同西(RC造、地下1地上5階塔屋、延べ3054m²)、4号棟(RC一部S造、3階、延べ2162m²)を対象に耐震調査や設計を進めた。2号棟は61―62年に、4号棟は70年にそれぞれ完成している。
耐震補強の内容は公表されていないが、耐震壁やブレースの設置などを施すもよう。工事監理業務の履行期限は6月22日から13年3月15日までを設定。
工事の発注も一般競争となる見通しだが、同機構の担当者は「工事はこれから出すが、いつになるかなどは話せない」としている。
監理業務の入札参加資格は、厚生労働省の建築関係コンサルのA―C等級に格付けされ、北海道地区の競争参加資格を有する者。過去10年以内に病院の新築または改修(電気、機械設備の内容を含む。病院併設の宿舎、学校等を除く)の工事監理で、管理技術者または主任担当技術者として担当した実績を持つ者を監督主任技術者として配置することなどを条件としている。
5月18日まで入札参加を受け付け、同23日午後1時30分に同機構会議室(東京都中央区日本橋本町4丁目8の16石河ビル2階)で入札する。