建通新聞社(中部)
2012/04/26
【愛知】名古屋市 学校大規模改造設計 30校程度を7月
名古屋市教育委員会は小・中学校の大規模改造事業で、2012年度に30校程度の設計を委託する。現在対象校の選定を進めている。7月ごろまでには発注する予定だ。
小・中学校の大規模改造事業は、建築後20年以上が経過した校舎を対象に、老朽化対策として内外装改修、屋上防水改修などを実施する。これまで同市では学校の耐震改修を優先して進めていたことから、対象となる校舎が膨大な数となっているため、12年度に設計を実施する学校の絞り込みを進めている。
大規模改造と併せて窓ガラスの飛散防止対策工事も実施するため、委託業務にはそのための設計も含める。
窓ガラスの飛散防止対策工事は、東海・東南海地震などの大規模地震に備え、教室と廊下の窓に飛散防止フィルムの貼り付けや強化ガラスへの取り替えを実施する。
設計は1校単独で発注するケースが多いが、2校程度にまとめて発注する場合もある。契約方法は一般競争入札か指名競争入札をそれぞれの案件によって適用する見込み。