建通新聞社四国
2012/04/20
【香川】三豊地区で新規着手 県の漁場整備
香川県水産課は、2012年度から新規に三豊地区で漁場整備に着手する他、継続地区を含め3地区で魚礁や投石礁などの設置を行い、ガラモ場造成や幼稚魚の育成場・産卵場造成などを行う。総事業費は約2億2400万円で10月ごろから順次、年内に発注する。
整備地区は増殖場整備として継続の小豆地区(土庄町)と新規の三豊地区(三豊市)。広域漁場整備として継続の播磨灘小豆島地区(小豆島町)で整備推進を図る。
増殖場整備の小豆地区は、09年度から13年度までの事業となり、全体造成面積は6.16f、総事業費は4億円。うち12年度には、土庄町室崎地先の四海工区に1億円をかけて1・1fを整備する。使用礁はシーマーク礁とアルガー礁、投石礁の3種類。
三豊地区は12年度から16年度にかけて整備。全体造成面積は約5f、総事業費は3億7000万円。12年度は測量試験と安定計算を実施し、13年度から工事に入る。使用礁はシーマーク礁とアルガー礁、シェルナース礁、投石礁の4種類。
広域漁場整備の播磨灘小豆地区は、12年度から着手。事業期間は15年度までの5カ年。全体造成面積は6.16f、総事業費は3億0800万円。うち12年度には、6400万円をかけて0・7fを整備する。使用礁はシェルナース礁と投石礁の2種類。