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建通新聞社（中部）
2012/04/17
【愛知】県 城山病院を４カ年で全面改築
愛知県病院事業庁は、県全体の精神科医療体制の中核病院として先進的な専門医療を提供するため、城山病院を全面的に建て替える。２０１２年度当初予算には事業費２億２５０１万円を計上。実施設計を進める。造成設計と土壌汚染調査も並行して進める考えだ。工事は13～16年度の４カ年で建て替えを進め、古い病棟を解体した跡地に新棟を建設していく。総事業費は約75億円。建て替え後の施設は、診療管理棟（３階建て）、西病棟（４階建て）、東病棟（３階建て）、医療観察法病棟（地下１階地上１階建て）、デイケア・体育館棟（２階建て）の５棟構成で、総延べ床面積は１万９３９５平方㍍に上る。
病床数は２７３床で、現行より87床減少するが、公的病院として求められる機能に重点を置いた。従来の急性期治療対応、重症対応、回復期リハビリテーション対応に、新機能として精神科救急対応、発達障害対応、思春期対応、医療観察法対応の４機能を加える。
実施設計は基本設計を担当した久米設計名古屋支社（名古屋市中村区）が引き続き進める見通し。
既設は、主に診療管理棟と北、東、中、南棟の５棟で構成されており、総延べ床面積は１万９３９５平方㍍。敷地面積は４万８６３５平方㍍。
場所は名古屋市千種区徳川山町４ノ１ノ７。
