建通新聞社四国
2012/04/13
【愛媛】新規で津島道路 県内への地整予算配分
国交省四国地方整備局は6日、2012年度の公共事業予算配分(箇所付け)を発表した。
四国全体の直轄と補助事業をあわせた配分額は2430億6400万円で前年同期比9・1%増となった。そのうち愛媛県分は直轄分は示されていないが、補助15億7000万円、交付金396億1000万円が配分されている。
県内関係を見ると新規事業は、国道56号津島道路の1件。津島道路は四国横断自動車道の一部で愛南町柏から津島町岩松に至る延長10・3`の自動車専用道路。事業費1億円で本年度は調査設計に着手する。
主な直轄事業と整備内容などは次のとおり。
【河川事業等】
▽肱川河川改修‐12億3000万円。沖浦・小浦・長浜などで築堤と用地補償などを継続。
▽重信川‐3億2100万円。余土・市坪でJR石手川橋梁改築を継続。本年度は仮線橋梁工事など実施。古川では局所洗堀対策(護岸)など継続。
▽肱川土地利用一体型水防災‐4億6800万円。大和(上老松)地区で水防災盛土・築堤、用地補償など継続。
【ダム事業】
▽鹿野川ダム改造‐39億8500万円。トンネル洪水吐新設、ゲート改良、選択取水設備設置など継続。
【砂防事業】
▽重信川・表川‐2億8500万円。東温市の荒神谷砂防堰堤、両瀬谷砂防堰堤群、シブ谷砂防堰堤、榎木谷砂防堰堤を継続整備。
【道路事業】
▽国道33号松山外環状道路インター線‐44億円。調査設計、用地買収、改良および橋梁工事推進を継続。
▽国道56号松山外環状道路空港線‐25億円。調査設計と用地買収推進を継続。
▽国道11号新居浜バイパス‐14億円。調査設計、用地買収、改良および橋梁工事を継続。
▽国道196号今治道路‐23億円。調査設計と用地買収を推進、、改良および橋梁工事に着手
▽国道56号伊予インター関連‐6億円。橋梁および舗装工事を推進。
▽国道56号宇和島道路‐調査設計、用地買収、改良、橋梁、トンネル工事推進を継続
▽国道11号交差点改良等(三島交差点改良)‐2億0700万円。調査設計、用地買収、改良工事を推進、完了目指す。
▽国道56号交差点改良(天赦園)‐1億0200万円。調査設計、用地買収推進、歩道工事着手。
【港湾・空港事業等】
▽松山港(外港)‐11億9400万円。国際物流ターミナル(水深13b)泊地整備を継続
▽松山空港‐5800万円。経年劣化に対応した誘導路の舗装改良を継続。