トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2012/04/12

【北海道】札幌市が学校改築3校の基本設計を各7社に依頼−簡易プロポで

 札幌市都市局は、屯田小の校舎・屋体と、啓明中、中島中校舎の改築基本設計を簡易型プロポーザルで発注する。各校7社ずつ、計21社にこのほど技術提案の依頼書を発送。5月中旬に開く選定委員会で受託者を決定する。各校の総事業費は、屯田小が28億円、啓明中が24億円、中島中は20億円を見込んでいる。
 3校の校舎は、築40年が経過しており老朽化が著しく、耐震強度も不足していることから建て替える計画で、屯田小は屋体も一新する。
 屯田小は北区屯田7条6丁目に位置し、1969年建設。校舎の規模はRC造、3階、延べ6265m²で、70年建設の屋体は、S造、平屋、延べ781m²。
 中央区南9条西22丁目の啓明中は、RC造、3階、延べ6200m²で、62年に完成した。
 中央区南12条西7丁目で64年に建設された中島中の現況は、RC造、3階、延べ6778m²となっている。
 改築規模は、屯田小の校舎が普通教室25室、特別支援教室2室分でRC造、延べ9067m²、地域開放用のトイレ、倉庫などを併設する屋体はSRC造、延べ1652m²を想定。普通教室21室、特別支援教室2室の啓明中校舎はRC造、延べ9032m²。普通教室8室、特別支援教室2室の中島中校舎はRC造、延べ5400m²を見込んでいる。階数はいずれも今後の設計で固める。
 3校とも2013年度の実施設計を経て、14年度に着工し、早ければ単年度、遅くとも15年度中の完成を目指す。実施設計は基本設計を契約した業者と随意契約する。
 簡易型プロポーザルは、市が業者を指名して提案を依頼する方式で、書類審査のみで委託先を決定する。
 テーマは@学校のあるべき姿として特に重視すべき課題とその対処方法についてA環境負荷低減の取り組みについて―の2点を挙げている。