建通新聞社(中部)
2012/04/10
【愛知】名古屋高速 東海線整備に74億円投入
名古屋高速道路公社は、2012年度の予算を発表した。支出総額1268億円のうち建設事業費は94億円。高速4号東海線の全線供用に向けて74億円、高速3号大高線の環境改善に20億円を投入する。
東海線は、六番北〜木場間の延長3・9`で上部工や下部工の整備を進めており、12年度末に完成する。12年度は、照明柱や高欄など付属物の施工を発注する。東海線が開通すれば、整備計画で定められた名古屋高速道路の路線81・2`が全て開通することになる。このため、今後は維持修繕や保全管理、借入金の償還業務が主な事業となる。
大高線は、呼続〜名古屋南JCT間の下り線で延長5・8`を排水性舗装に打ち換える。3工区に分けて3月2日に一般競争入札を公告しており、11日に開札して施工者を決める。大高線の後は、小牧線を13〜14年度の2カ年で排水性舗装に打ち換える予定で、一宮線も将来的に排水性舗装にする考えだ。
建設事業費のほか、維持管理事業費に60億円を計上しており、小規模な舗装打ち換えや応急復旧に対応し、高速道路の健全な状態維持に努める。