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建通新聞社四国
2012/04/10

【香川】汚泥再資源化設備更新を6月発注 中讃広域組合

 中讃広域行政事務組合(管理者・新井哲二丸亀市長)は、多度津町堀江の汚泥再資源化施設の設備更新を6月ごろに発注する。設備の更新は設計・施工で2012年度から3カ年をかけて行い、発注方式は4月中に開かれる評価委員会で決定する。
 既存の設備は1998年3月竣工。隣接するし尿処理施設から発生する余剰汚泥を堆肥化し販売している。処理対象人口は35万人、処理能力は19.8d/日、処理方式は強制通気発酵式(密閉円錐型発酵槽)。設備は受入設備が汚泥受入ホッパ。予備乾燥設備が乾燥機と集塵装置、水分調整混合装置。脱臭設備が酸+アルカリ洗浄脱臭設備、脱臭炉。汚泥発酵設備が解砕機、発酵槽、発酵ブロウ。製品貯蔵設備が製品ホッパ、自動パレット積み機、自動計量・袋詰め装置などがあり、新設備も同規模となるもよう。
 基本計画や発注支援は日建技術コンサルタントが担当している。
 同組合では、多度津町堀江のし尿処理施設「瀬戸グリーンセンター」と汚泥再資源化施設「かがわコンポスト事業所」の設備更新事業に09年度から6カ年計画で事業着手。09年度から11年度までの3カ年でし尿処理施設の設備を更新(施工・クボタ環境サービス)。し尿処理施設設備更新の業者選定は、設計施工の一括で技術提案書の提出を求めるプロポーザル方式で実施した。
 12年度からは引き続き隣接する汚泥再資源化施設の設備更新に3カ年で着手する。
 組合の構成自治体は丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町、三豊市、観音寺市の4市3町。