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建通新聞社(東京)
2012/04/04

【神奈川】 横浜市 第2次市立病院中期経営プラン

 横浜市病院経営局は、2012〜14年度を事業期間とする「第2次横浜市立病院中期経営プラン」をまとめた。老朽化・狭あい化が進む市民病院については、「特に施設の狭あい化が著しく、これ以上の医療機能の拡充だけでなく、現行の医療機器の更新も困難」とし、再整備に向けた検討を進める。
 市民病院(保土ケ谷区岡沢町56)は、諮問機関の横浜市立病院経営委員会(委員長・田中滋慶応義塾大学大学院教授)が「高度急性期医療を担う病院としては手狭で、早急に建て替えるべき」と答申したことを受け、「現在地と隣地取得による建て替え」か「代替地への移転」のいずれかによる再整備を検討する。12年度は建設候補地の選定を進める方針だ。
 また、中期経営プランでは、経費だけでは賄えないため、市が費用を負担する「繰入金」の目標値を設定。このうち建設改良費は、老朽化に伴う大型機器の更新などが必要なことから、市民病院が11年度実績から23・5%増の6億1000万円、脳血管医療センター11年度実績から9・7%増の9億8100万円をそれぞれ見込む。