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北海道建設新聞社
2012/04/03

【北海道】企業統合、社名変更めじろ押し−12年度迎え新たな船出 

 企業統合、社名変更がめじろ押し―。2012年度の起点となる4月1日は、装置やシステム機器の開発・製造会社の山武が「アズビル」に社名変更したほか、道内電気炉メーカーの豊平製鋼がJFE条鋼に統合されるなど、新たな船出を切った企業が多い。
 オフィスビルや工場向けの空調システムを得意とする山武は、アズビルに社名変更した。人を中心としたオートメーション―という理念を象徴したもので、創業105周年を契機に名称を改める。
 社名変更では、京セラミタも「京セラドキュメントソリューションズ」に名を変えた。前身の三田工業は1998年に会社更生法の適用を申請し、2000年5月に京セラが子会社化した。キャッチフレーズ「コピーのミタ」で名をはせた三田工業の冠は完全に消える。
 そのほか三洋電機を11年4月に完全子会社化したパナソニックは、SANYOブランドを1日から「Panasonic」に原則1本化する。
 一方、企業統合ではJFEスチールが、豊平製鋼などグループの電気炉4社をJFE条鋼に一本化した。設備集約を含めた再編を進め、鉄筋棒鋼事業を強化するのが狙い。
 建機関連では「日立建機日本」が誕生している。日立建機の国内販売事業を、同社100%子会社の日立建機レックに承継したもの。
 国内の販売とサービス、レンタルの各事業を統合することで、顧客のさまざまなニーズに総合的に対応していく。日立建機は建設機械の製造部門に特化する。
 さらに、本家となる日立製作所もグループの事業領域を再編した。スマートシティーや水処理を担当するインフラシステムグループのほか、建設機械グループを新設。環境都市づくりやスマートグリッド、エネルギーといった他のグループ事業と連携し、製品やサービスの提供力を高めていく。