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建通新聞社
2012/03/29

【大阪】府市統合本部 グランドデザイン・大阪の中間とりまとめ、(仮称)大阪駅南PJなど盛り込む

 第7回大阪府市統合本部会議(本部長・松井一郎府知事)が29日に大阪市内で開かれ、「グランドデザイン・大阪」中間取りまとめが示された。中間取りまとめは2050年を目指した大きな方向性として、大阪駅前第1〜第4ビルの建て替えに合わせてみどりのプロムナードを創出する(仮称)大阪駅南地区プロジェクトや、阪神高速東大阪線の信濃橋〜農人橋間を撤去して中央大通を緑化するビジョンを盛り込んでいる。
 御堂筋は当面の対応として側道(緩速車線)の歩行者空間化を実施するとしており、50年までには全面緑化・モール化により自動車を排除する。このほか短期的な取り組みでは、うめきた2期の緑化検討、なんば駅前のモール化検討、正蓮寺川のみどり化を進める。
 阪神高速東大阪線の撤去は、淀川左岸線延伸部を整備して大阪都市再生環状道路の構築後に行うとする。その際には高架下の船場センタービルも撤去する。
 また、天王寺〜難波間(約3q)をつなぐLRTを構想。中之島線・地下鉄8号線・北急・JR桜島線の延伸も視野に入れる。
 中間取りまとめを説明した小河保之副知事は「大きな方向性と、エリアやインフラのイメージを例示的に提示した。賛否両論、議論を喚起するための素材としている」とし、4月からパブリックコメントだけでなく、説明会やツイッターなどで提案・意見を聴取。6月までに最終報告を行う。