トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2012/03/23

【愛知】名古屋市 第2斎場建築工事を10月ごろ公告へ

 名古屋市健康福祉局は、「名古屋市第2斎場」(仮称)の建築工事を10月ごろにも総合評価落札方式の一般競争入札で発注する見込みだ。
 同局は、現在は八事斎場1カ所で全市の火葬需要に対応しているが、高齢者人口の増加などによる需要の増加が予想されており、また八事斎場の老朽化による改築の必要性や、大規模災害発生などの不測の事態への対応、斎場の分散化などに対応するため、第2斎場を整備する。
 第2斎場の建物の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨造2階建て延べ約1万5000平方b。敷地面積は約5万1000平方b。建物はコの字型の配置にし、東、西、南の3方向に出入り口を設置する。
 建物内は、プライベート空間の確保を目的に、火葬炉1基につき1室の告別収骨室、待合室を設置するため、火葬炉、告別収骨室、待合室を各30室設ける。そのほか、屋上庭園や太陽光パネルを設置する。
 建物の北側に小学校があるため、敷地内の北側には高さ約10bのみどりの丘を設ける。駐車場は、建物の西側と東側に各50台、南側に50台と30台のバス専用駐車場の合計180台分を設ける。周囲は緑地とする。
 現在、山下設計中部支社(名古屋市中区)が詳細設計を進めている。委託期間は5月31日まで。
 工事は、建物に先行して敷地北側のみどりの丘の造成工事を秋ごろの着工を目指して発注する予定。建物の建築工事は2012年度2月市会の議会承認案件とするため、10月ごろにも発注する見込みだ。12〜14年度で工事を進め、15年度の供用開始を予定している。
 建設地は港区東茶屋3。